こんにちは、あいりです!
以前、NISAとiDeCoについての記事・動画を作成したところ、すごくたくさんの反響をいただきました。気になっていた方も多かったようで、嬉しいです。
投資やお金に関することって自分から情報を取りにいかないといけないから、余裕がないと難しかったりしますよね…
でも知らないままでいると知らず知らずのうちに損してしまうことも多いから、必要なこと・知っておくと得することをこのブログでまとめていきたいと思います。
少しでも参考になれば嬉しいです。
さて、さっそくですがNISAが2024年から新しくなったのは知っていますか?
ここでは新NISAについてお話していきます。旧NISAと比べてどんなことが変わるのかについてもまとめていくので、最後まで目を通していただければ嬉しいです。
新NISAとは
まず、NISAとはというところからおさらいしていきます。
NISAは資産形成をサポートするために国が作った制度のことで、通常であれば20.315%の税金がかかる運用益が非課税になるというものになります。
20.315%というのはかなり大きいため、それが非課税になるのは魅力的ですよね。
この制度が2024年から新しいものになったのですが、正直なところ”改悪されたのかな…?”と思った方も多いのではないかかな思います。
しかし、今回の変更は個人的にプラスが多いと感じました。
それでは一体どんな風に変わるのか、一緒に見ていきましょう。
変更点について!
現NISA | 新NISA | |
仕組み | 一般NISA・つみたてNISA 併用不可 |
成長投資枠・つみたて投資枠 併用可能 |
非課税保有期間 | 一般:5年 つみたて:20年 | 無制限 |
年間投資枠 | 一般:120万 つみたて:40万 | 一般:240万 つみたて:120万 合計360万 |
非課税保有限度額 | 一般:600万 つみたて;800万 | 合計1800万 (うち成長投資枠 1,200万まで) |
まず、着目すべき変更点としては非課税保有期間が「無制限」となったこと!
これまでは一般NISAの場合は5年、積立NISAであっても20年と定められていたので、長期的に運用し続けた場合、20年(もしくは5年)が経つタイミングで利益が減ってしまっていたとしてもそこで決済しなくてはならないという懸念点がありました。
決済しなくてはならないポイントが決まっているというのはプレッシャーにもなると思うので、これが撤廃されるのはかなり大きなメリットかなと思います。
とくに、短期的にガッと利益を狙う形で運用しない人にとっては特に嬉しいことだと思います。長期運用ができるから複利の力も最大限に活かすことができます。
そしてもう1つ大きな違いとしては、新NISAからは一般NISA・つみたてNISAという枠組みがなくなります!
今までは自由度が高く伸びしろがありそうな投資信託を扱う「一般NISA」と、長期積立投資に適しているとされる基準を満たした投資信託を扱う「つみたてNISA」に分けられており、その併用は不可となっていました。
しかし、今回からは新NISAの中の「つみたて投資枠」と「成長投資枠」といった形になり、併用が可能となります!
“裁量で運用して利益を狙う”のと、“将来に向けてコツコツ積み立てる”のを両立したかった人は多いと思うのでかなり嬉しい変更点かなと思います。今のところはどちらかしかやらないという方にとっても、選択肢が広がるのはいいことだと思います。
もう1つ嬉しいのが「最大利用可能額」「年間投資上限額」の両方が引きあがったことです!
今までの年間投資上限額はつみたてNISAが最大40万・一般NISAが120万と定められていましたが、今回からはつみたて投資枠が120万・成長投資枠が240万となっており、併用すれば合計で年間360万円まで投資できるということになります。
最大利用可能額(生涯)についても以前はつみたてNISA800万・一般NISAが600万という制限がありましたが、新NISAでは合計1800万(成長投資枠は最大1200万まで)となりました。
つみたてNISAだと最大年間40万なので、月3.3万ずつ投資しているという話を以前友達がしていたのですが、できればもう少し投資したいと言っていました。貯金にあまり魅力が感じられない今、その分を運用に回していきたいと考える人は多いと思うのでこちらも嬉しい改正ポイントかなと思います。
額についても、運用スタイルについても、選択肢が増えるのはいいことしかないはずです。
すでにNISAを始めている人♩
すでにNISAを実践している人も多いと思いますが、現在運用している口座は今まで通りの条件で保有する形となります。
つまり、現行NISAの口座は一般NISAの場合は最大保有期間は5年・つみたてNISAは20年となっており、期間内であればいつでも売却できるということです。
また、2023年以前に開設した枠は新NISAとは別物という扱いになるので、生涯非課税限度額(1800万)には含まれない形となるそうです。
こちらも大きな額を運用したい方にとっては嬉しいですね。先に始めていた人だけが受けらえる恩恵でもあります。
これまでNISAをしていないという方で新NISAをしたいという方はもちろん新たに口座を開設する形となりますが、現在NISAの口座を持っているという方も2024年以降は新たな口座が必要となります。
証券会社によっては現在口座を持っていれば自動で新NISA用の口座が開設される場合もあるようなのでチェックしてみてください。
まとめ
ここまで新NISAについてざっと説明してみましたがいかがでしたか?
改悪されるどころか、さらに充実した運用ができるような仕組みに整えられていて、この制度に対する本気度が感じられます。(笑)
制度が整えらていることからも、やっぱり今後は「投資」「資産形成」を国民一人一人がしていく必要があるってことなのかなと思いました。
以前もお話ししましたが、いきなり投資を始めるのは抵抗がある!という方は新NISAから始めてみるというのもありだと思います。
わたしは現在、バカラ投資やFX投資、あとNISAと似たイメージの海外積み立てなど複数の投資を実践していて十分な利益が出ているので、今のところやる予定はないけれど…20.315%の税金がかからないのはやっぱり魅力だなと思います。
タイミングや方法、運用の仕方などにももちろんよるけれど、得られる利益は自分で実践した方が大きくなることも多々あると思うので(非課税になることを考慮したとしても)、あくまで選択肢の1つとして考えてみてください。
それでは今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
一緒にいろいろ勉強しながら、賢く人生を生きていきましょう!
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